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親魚の選定
良い系統の親魚を選ぼう。
オスの場合、どうしても尾びれの大きさや色、模様に眼を奪われがちだが、活発に泳ぎ回りメスを良く追尾するオスを選ぼう。
メスの場合は、尾びれの形や色、模様などがそれぞれの品種の特徴を表現していることが大切である。
稚魚の育成
稚魚の場合、生後3週間くらいまでの体づくりが重要である。
餌は、特に1日数回に分けて十分与える必要がある。
ふ化直後のブラインシュリンプは栄養のバランスが良く、水質を悪化させないので、利用的な餌である。
オス・メスの選別
性別は、オスのゴノポジウムとメスの下腹部の黒点で分ける方法が分かりやすい。稚魚をプラスチックケースに入れて、光を当てて観察するとオス、メスの判別ができる。
交配のポイント
選別されたオス1匹に対してメス2匹を交配して市仔魚を採る。メスは当然処女メスを使う。
余裕があれば処女メス水槽をひとつ用意して、不慮の事故やすばらしいオスが入手できた時のために、数匹の処女メスを常に確保しておきたい。
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品種の維持
品種の維持は非常に難しい。品種の維持や固定化を図るため同胞のオスとメスや親と仔を交配させるインブリーディングを続けると、近親交配によるさまざまな弊害、たとえば奇形等が現れる。
これをふせぐには、別の血を入れなければならないが、この時も必ず固定度の高い品種と交配し、品種の維持を図る必要がある。
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